快適な暮らしをするために掃除はかかせません。ただ、掃除は始めるまでが面倒ですよね。
「そうじしなくちゃ」⇒「明日にしよう」⇒「そのうちやろう」になって、ついつい「まあいいか」と先延ばしにしていませんか?
洗濯や食器洗いはしないと困るけど、掃除はしなくてもなんとか暮らせるものだから放置していると、だんだん目が慣れてきてしまい、汚れた部屋、散らかった部屋があたりまえの風景になってしまうんですね。
そうなるとどこから手を付けたら良いかわからなくなって、自分では手に負えなくなります。
確かに掃除はしなくてもなんとかなるかも知れませんが、掃除をしないといろいろな「損(ロス)」をしているんです。
■空間の損失
日本の家はそれほど広くないのに、物に占領されていると人のスペースがさらに狭くなってしまいます。
■時間の損失
スマホが無い!鍵が無い!など、一生のうちで探し物に費やす時間を合計すると、52日間分もあるそうです。この無駄な時間を少しでも減らすには整理整頓です。
■物の損失
カバンの中、机の中、部屋の中、物がたくさんあってごちゃごちゃしていると、大切なものが行方不明になりやすいです。
■金銭の損失
買ったものが見つからないからまた新しいものを買ってしまうから、お金の無駄遣いにつながります。
■健康を損なう
目に見えない細かい埃をハウスダストといいますが、このハウスダストにはダニのフンや死骸、カビ、細菌、花粉などが含まれ、空気中に浮遊しています。体内に吸い込むとアレルギー症状や喘息を引き起こす原因となります。水回りの汚れは食中毒や感染症の原因になります。
■家が傷む
汚れを付着したまま放置すると、やがて落ちにくいシミやサビ、腐食の原因になり、素材そのものが劣化し、本来の耐久年数が短縮することになります。
キレイにしていると精神衛生上良いだけではなく、様々な損失を防ぐことになるんですね。
掃除は溜め込まずに、毎日少しずつするほうが楽に汚れが落とせます。
無理をせず1日5分でも良いので毎日の習慣にしてみてください。